東京学芸大学附属大泉小学校 一次抽選2025年度レポート

国立小の“最初の関門”

2025年10月10日(金)。 この日は、東京学芸大学附属大泉小学校の一次抽選日でした。

国立小学校では、応募者が定員を超える場合、まず「受検できる人数」まで絞り込むための**一次抽選(いわゆる運試し)**が行われます。 この抽選を通過した子どものみが、次の「二次選考(考査)」に進むことができます。

大泉小の抽選は、例年全国の保護者から注目を集める“大イベント”。 家庭のパソコンやスマートフォンの前で、たくさんの親子がその瞬間を見守ったのでは? と思います。


抽選はライブ配信で公開

学芸大附属大泉小の一次抽選は、ライブ配信による公開形式で行われます。 当日、学校の先生が0〜9までの数字カードを1枚ずつ引き、 その数字が抽選番号の下一桁に一致する受検者が通過となります。

最後まで番号が呼ばれなかった場合は残念ながら不合格。 ただし、抽選後には**ミライコンパス(合否照会サイト)**でも結果が確認できるため、 当日リアルタイムで視聴できなかった家庭も安心です。

画面越しに映る先生の手元、1枚ずつ引かれるカード。 数字が読み上げられるたびに、 「次こそ…!」「頼む!」と妻と息が止まる瞬間が続きました。


2025年度は通過率“7割”に

2025年度の大泉小は、通学範囲の実質拡大の影響で応募者が増加。 例年はおよそ9割が通過していた一次抽選ですが、 今年度は通過率が7割に減少しました。

りんご会さんの発表によると、

  • 男子応募者:784人 → 一次通過率 約8割
  • 女子応募者:831人 → 一次通過率 約7割

となっています(※2025年10月10日実施・りんご会ブログより)。

翌年度(2026年度)も三次抽選は行われないことが決定しており、 二次選考(考査)では男女各45名までが最終合格へと進む予定です。


二次考査は“実力勝負”

国立小の中でも、大泉小は「抽選の影響が比較的少ない」と言われています。 一次抽選を通過しても、ここから先は実力での勝負

2025年度の倍率は、

  • 男子:約13.9倍
  • 女子:約12.9倍

と非常に高倍率。 ペーパーテスト、行動観察、面接などでの総合評価によって合否が決まります。

抽選で涙を飲んだご家庭も、 この倍率を見れば、一次通過がいかに大きな一歩だったかが分かります。


抽選を終えて

数字ひとつで泣き、笑い、抱きしめ合う感じですね。 国立小の一次抽選は、まさに“運とご縁のドキュメント”。

抽選に通過した家庭も、惜しくも届かなかった家庭も、 この日を迎えたこと自体が、すでに一つの成長の証になるかと。。

「運命の数字が呼ばれる瞬間を、子どもと一緒に見届けた」 ――そんな体験が、受験期の中でも強く記憶に残る一日となったことでしょう。


まとめ

項目 内容
抽選日 2025年10月10日(金)
抽選方法 ライブ配信形式(先生が0〜9の数字カードを引く)
通過率 男子約8割/女子約7割(前年比ダウン)
応募者数 男子784人・女子831人
二次選考通過枠 男女各45名
二次試験倍率 男子13.9倍・女子12.9倍
照会方法 ミライコンパスにて確認可能

✏️ 編集後記

一次抽選の結果に一喜一憂する夜。 数字の運に左右されるようでいて、 実は「親子で迎えた緊張の時間」こそが、本当の意味での受験の始まりなのかもしれません。

二次選考に進む皆さん、どうか最後まで頑張ってください。 そして、この日を笑顔で迎えたすべてのご家庭に、拍手を送りたいと思います。